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沖縄県の釣り紹介します。


美ら海水族館、訪問は平日なのでゆっくり遊べました。

毎年ゆっくり沖縄本島を北から南までドライブ一周釣り旅行しています。と、こんなフギァもあります(本部町)。蝶蝶園は楽しめますョ

名護市辺野古港はホシギスの宝庫です。その近辺の大浦海岸から二見。その北の平良湾もキス好ポイント

沖縄県 那覇市、糸満市、浦添市、沖縄南部 名護市、恩納村、国頭村、他、北部 本部町、美ら海水族館、他、中部


私の釣り紀行&情報ネットワーク 沖縄県ホシキス釣り

沖縄の投げ
「ホシキス」つり

                     
                     上瀧勇哲 (大和三郎丸)

毎年の秋に、妻と沖縄県の観光を含めた釣り旅行を楽しんでいるのだが、今年は迷走台風20号のおかげで三日間全て雨にみまわれ、十分な釣りができなかった。それでも雨風がおさまった、わずかな隙間をぬってキスを狙った。その模様をお届けし、これからの投げキス本番となる12月からのキス好場をお届けしたい。

ホシキス投げ釣りについて

さて私達が一般的に釣っているキスはシロキスと言って、九州から東北地方まで広く分布されている、スマートなホワイトピンク色したシロキスである。
そして周防灘に面した福岡県から大分県にかけて釣れるアオキスは、もっとスマートで細長く青ポイ。腹ビレや胸ヒレが黄色で、遠浅や河口の浅場で少々だが釣れる、そのアオキスは国内でもここだけの天然記念魚である。

 私達が春先から秋口までの温かい季節に釣っているシロキスはポピュラーであるが、今度の沖縄県で釣るキスは、これらのキスとは全く違う別種のホシキスとモトキスである。どちらも体形は良く似ているのだが、はっきり選別できるのが、体色にホシのようなアザがあるこのキスは、釣ってすぐは、きれいな体色なのだが、息絶えると段々とホシのようなアザがはっきり現れ、ホシキスとすぐ見分けられる。一方のモトキスは、これらのアザが出ない、体形が丸こく、細長くない。頭から口先にかけて短く頭デッカチ、しかも、ずんぐりタイプでエラと胸ヒレが青キスのように黄色である。

 そのようなホシキス、モトキス釣りは秋口から冬場の春先までがシーズンとされ、夏場では釣れないとされている。1月から2月が盛期で、この時季に大型の30pクラスが狙えるそうだ。大物記録として、38pとか40pサイズの巨キスが沖縄中部の金武湾で釣れている。しかし近年このような大物は少なく、数も少なくなっている。毎年の秋口に釣行しているが、私の記録は最大26.5pで、平均型が15p以下と小さいものばかり。モトキス、ホシキスの乗っ込みは11月から12月にかけて始まり、2月が盛期とされている。今度はその乗っ込み季にチャレンジしてみた。

1023()  

北九州空港発、沖縄・那覇空港へ
毎年の沖縄キス釣り旅行で、雨の日はなかったが、今度は台風20号の影響で完全に雨模様。しかも強い風が心配なのだが、この時は、まだ台湾の北で台風が停滞していた。その為のカッパやロングブーツの準備等、万全の装備。そして早朝7時50分、北九州空港をフライト。

@沖縄県那覇空港
沖縄・那覇空港9時30分着。予約していたスカイレンタカーрO988―58―0678で日産キューブを借りて出発が11時前。少々の風、雨も小降り程度。台風は沖縄の南の海上でゆっくり北上していると、日本トランスオーシャン航空機長が機内放送していたことを思いだす。

A宜野座村・久志
まず沖縄高速道を利用して、予定していた沖縄中部の宜野座IC下車し、国道
329号そばの久志海岸河口からスタート。タックルを準備して干潮時の遠浅浜からまず第一投。妻は早くもヒット。釣果はコトヒキの10pクラス。続いてWヒットも、やはりコトヒキ。私は河口域を投げてフグ。続いてフグ。ダイミョウサギ等の小魚が入れ食い。キスは無し。15分釣って移動。


B名護市辺野古港
港に入り、急に大雨。車内で
15分様子を見て、小降りになった雨の中を地元漁師が教えてくれた波止先端から投げるが、やはりフグのみ。そこで波止中央部より港内を探ってみた。漁船が係留されているロープを気にしながら引き釣りしていると、竿先を30pばかり引っ張る重いアタリ。しかしそのまま引きつり、力糸が見える、10m先で再び大アタリでリールを巻くとホシギスの24pが釣れた。干潮ごろで波止下は浅く、ゴロタ浜が見える。
妻に、そのポイントを教えて、再びヒット。今度も力糸が見える20m先でヒット。これも20pサイズの立派なものである。妻は車を駐車している岸壁から港内を探りヒット。エサの砂ゴカイにヒットしたホシギスは21pの良型。
私も広く移動して探るが、キスのアタリは少なく、フグ、コトヒキ、ダイミョウサギ等の1015pサイズが釣れるのみ。そして、真っ黒い雨雲が急に出現して大雨。びしょ濡れになって避難。
辺野古港は現在、米軍のヘリポート移設問題で、政府や地元民等とのトラブルが続いている町で、今度は、そのヘリポートを建設する海のそば前でキス釣りをした。
そして奇麗なサンゴの続く海で地元漁師の皆さんや紛争を続ける反対住民の皆さんが立てこもっているテントに入り、色々な話しを聞いた。辺野古漁港は今、その最前線にある、その中での釣り。キスも釣れたが複雑な気持ち。



C名護市大浦、二見海岸
十分ほど移動して国道そばの大浦湾のどん詰まりに当たる二見海岸で投げた。このポイントは河口から続く浅い水路で、昨年もホシギスを釣っている。道路そばの公園に駐車してマングローブが根を張っている河口を歩きながら探ってみたがピンギス3匹。妻も2匹。もう一つ先の大浦川河口の砂浜は凄く奇麗な浜で毎年キスが釣れる。今度もやっぱり超浅場でヒット。しかし、数が出ないことに加え警戒されて食いが悪い。大浦でホシキス5匹ゲットはみんなピンキスばかり。

D名護市汀間漁港
5分ぐらい移動した港、岸壁から港内を探ってマゴチ35pをヒット。妻もコトヒキやフグを釣るが急に大雨。ここで今日の釣りを終えた。


E国頭村奥間ビーチ
宿泊先のJALプライベートリゾートオクマ(国頭村奥間)рO980―41―2222へチェックイン。



1024() 早朝6時、雨。
 ホテル前のビーチには誰一人居ない。ホテル受付係の金城さんが、「桟橋から投げたらキスが釣れるかも知れない」という言葉で、フロントから200m先の海岸へ、6時30分、砂ゴカイのエサで5060m投げる。追い風でオモリ15号が良く飛ぶ。が、時より私が吹き飛ばされそうな強い風で少々危険を感じる、それでも釣ってみたい一心で引き釣り。ゴツゴツのアタリはなんだろうとフグが釣れた。妻は、なんにも釣れなかった。ポイントを移動して浜から五投するもアタリさえも分からず、竿を持つだけの強風にギブアップ。台風さえなければという悔しいハート。もう一度着替えしてホテルの朝食を頂く。今日は雨風が強く、釣りができるのか不安であるが大勢の旅行客の賑やかさと、バイキングの朝食はなぜか心が和む。


F大宜味村塩屋湾白浜
 9時、ホテルを出発。
今日は予定を変更して、風が弱い西海岸をメーンに探る。ホテルから35分ほどの大宜味村の塩屋、白浜海水浴場へ行く。このポイントは、いつ行ってもキスが釣れる。しかし15pクラスのピンギスが多いのだが釣れることが嬉しい。その浜は磯ブーツ着用で入る。
 後方に山があるので風が少なく釣りやすい。しかも雨も小降りで絶好のコンディション。
まず妻が二投してアタリなし。私も活の良い砂ゴカイをキス鈎8号、3本鈎仕掛けに、それぞれ一匹掛けしてエサをアピールさせた引き釣りをイメージ。オモリ15号で80mぐらい飛ぶが、ここのポイントは浅場である。それを知っていても、まず遠投して引き釣り。そして力糸が見えてくる20mごろからキスのアタリ。ブルルーンというホシギス特有の大アタリは、私達が普段釣っているシロキスのグィーンというアタリではない。
 いわゆる、小ダイとキスのアタリをミックスさせた強くて勇ましいアタリがホシギスのアタリである。そしてゆっくり力糸を巻き込んでくる
10m先で完全にヒット、15pサイズが釣れる。妻も同型をWヒット。三投目は沖の宮城橋方向に投げて引き釣りしていると、再び30mごろから小さなアタリ。これは魚が違うと感じ、そのまま引き釣りすると途中で強烈なキスのアタリ。ちょっと型が良さそうなイメージ。そのままオモリが見えるぐらいまで引いて19pのホシギスとフグを釣る。仕掛けを交換して五投目にはキス三連。釣り上げてすぐホシのようなアザがでる、丸こいホシギスは奇麗とは思わないが、沖縄県独特のキス。これが力強い引きをしてくれるので、やっぱりキス釣りは面白い。1時間釣って二人でキス15匹。


G名護市屋我地、羽地内海
 移動することにして、近くの屋我地島へ続く奥武島で二投するも、フグニ連。妻が10pのミニキス。ここの奥武島橋下は雨宿りができて、釣りやすいが、釣れるキスが小さい、しかもフグが多い。しかしキャスター達の好場として有名で、いつもキス釣りファミリーに出会う、が、今日は釣れてなさそうだった。
釣り場を移動して屋我地大橋下のビーチへ行く。ここはファミリーFCの職場仲間の皆さんが6組50人で、キス釣りをしていた。私達も、この中で釣りをさせてもらったが、フグのみ。ちなみに、このグループはまだキスを釣ってないとかであったが、少々風があるので釣り辛そうだった。

H屋我地港
 屋我地島貸しボート屋、そばの小さな港、波止から釣ってみる。前回もキスが釣れたし、地方の釣り人が早朝から10匹ほどキスを釣ったと見せてくれたが、1215pクラスがビクに入っていた。そして私達も3匹、同型を釣るが、いきなりの大雨で退散。屋我地島を一周しながら雨の中をポイント移動。昨年開通した古宇利島と小宇利大橋を渡って、ちょっと観光気分なのだが、強い雨と風に戦意喪失。ここで、ひとまず釣りをやめて、美ら海水族館に行くことにした。日本旅行の「赤い風船パック」に無料の入場券付があるからだ。

Iその途中に沖縄そばで有名な、そば屋「よし子」п@ 
に立ち寄り、
600円の沖縄ブタバラそばを注文。これが実に旨かった。又、チャーハンも凄く美味しい。

J本部町沖縄美ら海水族館
 昼の1時に美ら海水族館に入館し、ゆっくり館内を見て廻る。
四度目の、この水族館も相変わらずジンベイザメ3匹の大きさを見ながら様々な魚達をゆっくり観察できる。水族館では魚の生態とか住み家、考え方、行動パターン等を勉強できる、釣り人にとって大変貴重な実践場である。ただ、ホシギス、モトギス等のキス科が居ないことが残念。それだけ飼育が難しい魚なのであろう。イルカショーがある午後4時まで、ゆったり見て廻るも相変わらずの強風と雨。
 今日は夜の
10時まで名護市内の観光。恩納村の菓子工房や黒糖工場等を見て廻り、ガラス工房で作られる伝統工芸の技に驚きながら、再び宿泊先のJALプライベートリゾートオクマ(国頭村奥間)へ。

1025()
 朝から強風、大雨、テレビの台風情報では、沖縄南海上を北上中とある。かなり台風がそれているようだが、今の時点では最も沖縄に近づいているところで、帰りの飛行機が心配。そして釣りができるかも心配。
 ゆったりしたホテルの朝食バイキング。ホテル周辺の緑とか水辺景観あふれる自然に癒される、これまで宿泊したどのホテルよりも、このJALプライベートリゾートオクマが気に入った。次回もこのホテルに泊まりたい。その時は、もっと天気の良いときに。
 午前8時、ホテルをチェックアウトする。追加料金無し。利用しているスカイレンタカーもガソリン満タン返し必要なしで、けっこう安上がりな釣行である。


K名護市釣り具のスキップ店
名護市、国道58号そばの、釣具のステップ・名護店に立ち寄り、釣果情報 & キス釣り場情報をもらったが今日のこの風、雨では無理でしょう!! とのこと。

Lうるま市、泡瀬港
沖縄高速道に入り、沖縄南ICより20分の、うるま市の泡瀬漁港波止から投げる。雨の中であるが台風はかなり北上しているし、幾分良いかと想ったが相変わらずの大雨台風である。それでも重装備で竿出し。昨年は港岸壁駐車場そばから投げて26pのホシギスを釣っているのでガンバル。そう想って、オモリ25号で投げる。引き釣りでもキスのアタリが全くつかめないし、海面は雨水で赤茶色している。五投してキス0匹。フグ一匹のみで早い納竿。やっぱりこの雨風の中釣りは無理だと感じた。
今日はここで納竿とし、夕方まで沖縄の観光とした。

M沖縄北ICそばの東南植物園(無料チケット)
 で2時間ほど素晴らしい園内の散策、食事。そして国道
58号から見る広い米軍嘉手納基地。その途中にある米軍ショップ。色々考えさせるべきことも多いが、自らの産業が少ない沖縄県にとって、観光と米軍基地は切り離せないものがあると想った。

Nスカイレンタカーに世話になったキューブ1300ccを返却し、
那覇空港へ。そして那覇空港発
1945分発、北九州空港着2115分に無事到着した。少々の台風でも飛行機は飛んでくれるが、波高6mの海では、大型フェリーは全て欠航であった。

◎沖縄のキス釣り情報は
ステップ釣具店・具志川店рO98―982―6777。
うるま店等、多数あり。

青ケブ等の虫エサは、100g、1000円ごろ、本虫や砂ゴカイ等の虫エサは無いので、必要な場合は持参すること。

◎今度の釣りを兼ねた旅行は
福岡県行橋市の日本旅行рO930―25―0335で。
◎宿泊は
JALプライベートリゾートオクマ(国頭村奥間)рO980―41―2222利用。
◎夫婦二人で二泊三日。全ての旅行代金は10万円少々だった。
ただし、ホテルの夕食は別料金で、外食の方が安上がり



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沖縄県の釣りはホシキス釣り歩き